コラム

損益計算書|融資のとき金融機関は決算書のどこを見ているか?

さいたま市浦和の銀行融資サポートセンターです。

金融機関で融資を申し込む場合、決算書の提出を求められます。決算書には“貸借対照表”と“損益計算書”が入っています。

もちろんどちらの資料も金融機関は確認はしますが、本日は“損益計算書”に着目して、金融機関が見ている部分をご案内します。

金融機関が見るのは損益計算書のどこ?

金融機関は、損益計算書の利益が黒字か赤字かを最初に見ます。

しかし、損益計算書には利益は5つ載っています。会社にとっては、全部大事な利益なのでどういう利益か説明します。

①売上総利益(売上から原価を引いた粗利益)
②営業利益(本業で稼いだ利益)
③経常利益(臨時的ものを除いた利益)
④税引前利益(法人税等を計算する時に使う利益)
⑤税引後当期利益(内部留保する利益)

これを金融機関が重視している順番に並べると、以下のようになります。

③経常利益
⑤税引後当期利益
②営業利益

 

金融機関が損益計算書の中で特にこだわるポイント

さて、皆さま、CF(キャッシュフロー)と言う言葉を聞いたことがありますか?

経常利益に減価償却費を足すとCFが出ます。金融機関はこのCFをみて、この会社が一年間、お金をどれだけ生み出すのか見ています。

言い換えると、融資をいくらまで返済できるか、いくらまで貸せるかを見ています。

 

決算書の中にはCFは載っていませんので、金融機関は自分たちで、経常利益に減価償却費を足して計算しています。

ですので、金融機関の担当者は、決算書を見る時に経常利益と減価償却費に非常にこだわっているのです。金額が大きい小さいという以上に、正しい金額かどうかを気にしています。

 

次回は「なぜ経常利益を重要視しているのか」についてお話します。

 

 

銀行融資サポートセンターではまず御社の決算書から、金融機関がどのように見ているかご案内致します。

「決算書診断」サービスをご覧ください▶▶「決算書診断・融資相談」サービス

 

さいたま市浦和で資金調達のご相談なら銀行融資サポートセンターへ!

お問い合わせはこちら→【お問合わせメールフォーム】

フリーダイヤル0120-302-898 受付9:00~18:00(平日)