コラム

経常利益とは|融資のとき金融機関は決算書のどこを見ているか?

さいたま市浦和の銀行融資サポートセンターです。

前回の記事の続きです。

まだご覧になっていない方はこちらから▶▶「損益計算書|融資の時金融機関は決算書のどこを見ているのか?」

 

損益計算書の経常利益とは

前回、金融機関は経常利益を重要視しているというお話をしました。

「経常利益」の意味をご存じでしょうか?少し理屈っぽくなりますが、経常利益とは、読んで字の如く、経常的な利益、すなわち臨時的な利益を除く利益のことです。

当社では財務コンサルタントとして、他の税理士事務所が作成した決算書を見る機会が多いのですが、経常利益の計算を雑に処理している決算書が多く、その決算書では銀行の担当者が困っているケースをよく見ます。

なぜでしょうか?

 

金融機関があるべき姿の損益計算書にする場合もある

例えば、前期計上もれした外注費が原価に入っていたり、役員や従業員の退職金が販売費および一般管理費に入っていたりして、本来はプラスである筈の経常利益がマイナスになっていたりします。

通常の銀行担当者であれば、預かった会社の決算書の数値を、銀行の審査資料に入力する時にわざわざ正しい数値に入力し直して、正しい損益計算書を作成します。

これを実態PL(損益計算書)といいます。

逆に気の利かない担当者だったり、社長様とコミュニケーションがとれていない担当者だったりすると、決算書が赤字のままで、金融機関や保証協会の審査に進んでいきます。

実は黒字で儲かっているのに、決算書の利益がマイナスになっているので、融資が受け辛くなるということがおきます。

とても残念なことだと思いませんか?適切な融資が受けられるはずなのに、決算書の内容と銀行の担当者によって違いが出てきてしまうのです。

ですので、社長様は決算書を税務署に提出する前に、めくら判を押さずに、しっかり決算書の利益を確認することが大事です。

分からない場合は顧問税理士にきちんと聞いて、説明してもらいましょう。

 

 

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